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100 Therapeutic Messages
  • #054 癒しを受け継ぐ 2021年2月4日#054 癒しを受け継ぐ
    私たちは、新しい世代に、何を受け継いでいるのでしょうか。一人の意識の変化は、集合の意識への小さな気づきの一滴です。そして、その継続は、全体を変化させるほどのパワーを持っています。癒しを次の世界へ伝えることは、今まさに、ここにいる私たちから始まります。
  • #053 中毒的行動とは 2020年12月17日#053  中毒的行動とは
    ショッピングやインターネット、仕事、アルコール、タバコ、薬物、掃除や育児、瞑想まで、どんなことでも中毒になりえます。ですが、中毒そのものを否定して、取り上げることは、中毒の根本的治癒にはなりません。なぜなら、中毒は、対応できない苦痛に、保護なく晒されたことで、苦痛を回避しようとする防衛システムだからです。だとしたら、中毒を止めるために必要なのは、トラウマの治癒であり、未だに苦痛を感じ続けている過去の自分を適切に保護することなのです。 ハートエデュケーションセンター
  • #052 親愛なる若かりし自分へ 2020年12月17日#052  親愛なる若かりし自分へ
    トラウマサバイバーたちが癒しの過程で内側に育てるのは、こんな風に過去の自分に声をかけてくれる成熟した大人の存在です。過去の自分をダメだったとジャッジしたり、過去を捨て去って別の自分になろうとする態度は、気がついているかいないかに関わらず、自分自身を深く傷つけています。内側に成熟した大人のあり方を育てることが、自分を愛することなんですね。 ハートエデュケーションセンター
  • #051 情熱なのか?中毒なのか? 2020年12月4日#051 情熱なのか?中毒なのか?
    情熱なのか、中毒なのかという問いかけは、健全な自我を構築する上で、とても大切。別の表現で「セルフの声なのか、エゴの声なのか?」とも言えるかもしれません。意識的なら、どちらを選択しても、気づきが起きることもあるでしょう。どちらか1つが正しいわけではなくて、選択することで、多様な体験ができることも予測されます。自分が今いるステージで、この問いかけから見えるイシューも多様かもしれませんね。大事なことは、中毒から抜ければ抜けるほど、この問いかけの必要性も少なくなるということ。アダルトチャイルド(エゴ、中毒)の声が大きい時は、セルフ(パッション、愛)の声を選ぶのも容易ではありません。アダルトチャイルドは刺激と一時的な快楽が好きですから、そちらを選択する方が楽なんですね。セルフの声、パッションや愛に従い続けるのは、意外と勇気が必要ですし、怖いと感じるかもしれません。その怖さに触れられたら、深呼吸して、新しい選択の方へ、一歩踏み出してみる。慣れ親しんだコンフォートゾーンから抜け出すには、ちょっとした勇気と気力が必要なんですね。 ハートエデュケーションセンターー
  • #050 癒しと傷の認知 2020年12月4日#050 癒しと傷の認知
    虐待サバイバーの多くは、ポジティブシンキングという事実の歪曲によって、痛みに対処しようとします。「それは起こらなかった」「起こったけど大したことではなかった」「私に起こったのではなく別の誰かに起こった」「起こったけど解決した」、これらは、歪曲された認知のいくつかです。大切なことは、過去の事実を認めること。「それは生じた。それは残念な出来事だった。」あなたが、もし、サバイバーだとしたら、このように過去の痛みを認知しているでしょうか。痛みを認知することが、自分の存在を貶めていると思っているなら、この認知が生じるためにもう少し時間がかかるかもしれません。そのために大切なことは、自分を保護する成熟した大人の意識です。成熟した大人の意識が育てば育つほど、インナーチャイルドたちは保護され、過去の痛みと対峙するためのハートのスペースが内側に広がっていくでしょう。そうすることで、過去の痛みに、人生をコントロールされることはなくなっていきます。 LOVE♡ハートエデュケーションセンター
  • #049 わたしは母親を救うことができる? 2020年12月4日#049 わたしは母親を救うことができる?
    子ども時代のどこかで、母親を助けようとしたことはありますか?それはなぜですか?子ども時代のあなたは、母親をどんな風に見ていましたか?自分が望む方法で親から愛をもらえなかったことで傷ついている子どもたちは、愛をもらうために、今度は親を助けようとします。それは、世話が受けられないなら、世話をすることで愛をもらおうとする、愛獲得の戦略です。ですが、その戦略は、私たちが、おとぎ話の世界に住んでいる時代の、あまりにも未熟な、そして、幻想的で無意識的な段階でなされるので、自我を構築する過程で、非現実的だと判断され、どんどん無意識化に追いやられます。親から暴力を受けて育った子どもが、大人になった時に暴力によって愛する人と関わろうとする戦略が、理にかなっているとは誰も思いませんよね。本人ですら、しっかり暴力に苦しんでいるのです。でも、無意識では違う可能性があります。彼らの内側の小さな子どもの意識は、暴力を親との関わりだと勘違いしているのですね。 残念だけど、私は、お母さんを苦しみから救うことはできない。 むしろ、幼かった私が、大人の苦しみの肩代わりをしていたこと(させられていたこと)は、残念な事実だ。私は、本当は保護されるべきだった。 肩代わりすることで母親とつながり、愛をもらえると思っていたのは、幼い私の愛の勘違いだ。 母親の人生を尊重しよう。 母親の人生がどんなものであっても、私はその母親の子どもでいられる。 そして、私は、成熟した大人として、自分のことを選択していっていい。 子ども時代に、親から適切な形で愛をもらえなかったことは残念だったけど、大人の私は、私こそが、私を愛することができると知っている。 LOVE♡ハートエデュケーションセンター  
  • #048 花が咲くための条件 2020年12月3日#048 花が咲くための条件
    <あるがままに生きる><自分らしく生きる>という、時代のキーフレーズが、あちこちで叫ばれていますが、自分らしく自己表現する人たちの傍で、何をやっても尻切れとんぼだったり、やりたいことが見つからなかったり、自己表現ができない人たちもいるでしょう。いや、むしろそっちの方が大多数では?と思うのです。ありのままや自分らしさとは、自分だけが知っていることなので、誰からも教えてもらうことはできませんしね。だとして、自分のやり方が悪いとか、方向性が違うのかもしれないと外から見えることを訂正しているだけでは、根本原因は解決しません。大切なことは、どうして自分らしくないことが生じるのか、どうしてありのままが体現できないのか?ということの原因に触れることです。なぜなら、ありのままや自分らしさを最初に体験するのは、子ども時代だからです。その時の自分の傷と誤解に対峙して、事実を認めたら、そこから花は自然に咲くはずです。故意ではない、誰かの模倣ではない、自然な花の開花こそが、ありのままであり、自分らしさなんですね。 LOVE♡ハートエデュケーションセンター  
  • #047 自分の中のアダルトチャイルドにとって、必要な姿勢 2020年12月3日#047  自分の中のアダルトチャイルドにとって、必要な姿勢
      トラウマサバイバーたちは、癒しのプロセスを越えながら、過去の自分のやり方が、孤独による愛獲得のための防衛だったと気がつきます。そんな時、自分の過去の行動を恥じたり、間違いだったと後悔するようなことがあるかもしれません。ですが、大切なことは、そうすることでしか生きられなかったのだという、サバイバーの事実を受け入れることです。過去のやり方を恥じたり、悔いているだけでは、私たちは、自分のアダルトチャイルドを裁き続けていることになります。どんな自分にもOKを出すこと。「そうすることでしか生きられなかったね。」という言葉は、自分のアダルトチャイルドがもっとも必要としている言葉かもしれません。 LOVE♡ハートエデュケーションセンター  
  • #046 境界線についての宣言 2020年12月3日#046  境界線についての宣言
    こんな風に、相手に声に出して主張する必要はないのかもしれませんが(笑)もちろん、時には、必要な時もあるかもしれませんね!ここで言いたいのは、つまり、共依存の強い人は、関わりにおいて、必要以上に相手を助けようとしたり、承認を欲しがったり、自己卑下によって相手を持ち上げたり、無駄に競争意識を持って相手の上に立とうとしたりと、愛獲得のための様々な攻防戦を繰り広げるということ。もし、人生の旅の途中で、そういう相手や出来事に対峙した時、私たちはショックを受けますし、傷つくこともあるでしょう。私たち自身が、その出来事に自動反応して共依存関係に関わっているなら、それは私たち自身の問題です。ですが、しっかりと痛みを感じ、違和感を意識化できるなら、相手と自分の境界線を大切にできます。共依存的な関わりに遭遇し、意識的にそれを目撃するとき、自分のハートでこんな風に宣言することができます。私たちは自分の境界線を大事にしながら、自分の愛に従っていいのです。そして、結果、それが相手のその状態を尊重することにもつながるんですね。 LOVE♡ハートエデュケーションセンター  
  • #045 癒しに年齢は関係あるの? 2020年12月2日#045 癒しに年齢は関係あるの?
    癒しに年齢は関係ありません。過去のトラウマを癒すのに遅すぎることはないのです。ただ、この希望に満ちた真実とともに伝えたいもう一つの事実は、時間が経てば経つほど、防衛も強烈になるということです。保護のないまま体験したショックは、防衛によって感じないように無意識層に冷凍保存されます。そして、その無意識下の防衛が、この世を生きるためのサバイバル術になればなるほど、防衛を捨てるのは難しくなります。年齢には癒しは関係ありません。ですが、年齢を重ねれば重ねるほど、それが武器になればなるほど、防衛を捨てるのは難しくなります。だからこそ、ハートエデュケーションセンターは、多くの人に、早い時期から防衛理論を理解し、癒しを進めることをおすすめしたいのです。 LOVE♡ハートエデュケーションセンター    
  • #044 家族の中でとされる人 2020年12月2日#044 家族の中で<厄介者>とされる人
    この英文にある、see through(シー・スルー)は、見通すとか、見抜くという意味があるんですね。以下の翻訳を、より正確に表現するならば、家族の中で<厄介者>とされる人たちは、意識的に見抜いているわけじゃなくて、無意識的に見抜いていて、意図せず家族の秘密に振り回されているのだと言えます。また、英文に沿って、Bullshit=くだらないこと、と訳してますが、そういう場合もあるという一方で、中にはとても重要な秘密に振り回されている場合もあるかもしれません。アメリカ人精神科医マレー・ボーエン(Murray Bowen, 1913-1990)は、統合失調症を患った子どものことで精神科を訪れた親にも、入院することを勧めたと言います。家族の誰かが発している無意識からのメッセージは、実際には本人だけのものじゃなくて、家族のものなんですね。どんな人生を生きる人も、どんなメッセージを発する人も、家族として受け入れていくこと。家族とは、私たちの命の基盤です。 LOVE♡ハートエデュケーションセンター    
  • #043 セラピストはメンタルヘルスのシェルパ 2020年12月2日#043 セラピストはメンタルヘルスのシェルパ
    <セラピストはメンタルヘルスのシェルパ>というイラストですね。でも、歩く主役はセラピーを受ける本人です。セラピストは、そのお手伝いにすぎません。本人の意志がなければ歩けませんし、歩きながら自分を調整管理していくことができなければ、到底、目指す癒し山は登れないでしょう。さて、どんなセラピストを選ぶべきか、今、自分には何が必要なのか、山登りするにあたって、とても大事な選択ですね。 LOVE♡ハートエデュケーションセンター    
  • #042 「忙しなさ」の正体 2020年12月1日#042 「忙しなさ」の正体
    忙しなくし続けるのは、性格ではなくて、トラウマからやってくる自動反応であり、防衛反応だというのはよく知られた事実です。ワーカホリックは典型的ですね。心理的には「痛みを感じたくないから、忙しくして感じないでいる」ということがあるかもしれません。また、親がしていたことを、無意識にただコピーしているということも考えられます。だとして、忙しくし続けることは、もはや大人になった自分を助けないのに、なぜかやめられないのだとしたら、内側の傷ついた子どもが、原初の愛である<模倣>によって、親とのつながりを求め続けているんですね。そのパターンを越えるための鍵は、どこまでいっても、欲しい形で愛がもらえなかったと思っている、小さな子どもの痛みを認知することなんですね。 LOVE♡ハートエデュケーションセンター    
  • #041 究極の真実 2020年12月1日#041 究極の真実
    究極の真実。。。本当に。。。相手がすることは相手のもの。私たちがすることが私たちのもの。相手のカルマは相手に返しましょう。それで、一喜一憂するのは、自分の仕事ではないんですね。さて、そうできるまでがとても長い道のりなんですが。。。セラピーや瞑想は、その道を歩きやすいものにしてくれます。 LOVE♡ハートエデュケーションセンター    
  • #040 《被害者意識》をもっているあなたへ 2020年12月1日#040 《被害者意識》をもっているあなたへ
    他人を責めることは簡単です。関係性において被害者になるのは、正義が自分を守ってくれるようでとても楽だからです。だけど、相手を責めて被害者になるパターンを繰り返しているとしたら、自分自身のパワーを取り戻すことを諦めてしまっている状態です。「関係性においては、被害者も加害者もいない」それを理解するためには、しばらくの間、被害者と加害者のゲームも必要かもしれませんね。だけども、どこかで、自分の本当の痛みに触れられたら、相手を使って自分を貶め、被害者になる必要はなくなるかもしれません。ケアを受けていないDVの実質的な被害者は<加害者意識>を持ち、実質的な加害者は<被害者意識>を持つといいます。あなたの関係性に、あなたはどんな意識を持ち込んでいるでしょうか。それは、本当にあなたを幸せにしているでしょうか。 LOVE♡ハートエデュケーションセンター    
  • #039 《パートナーと信頼》の課題とは 2020年11月20日#039 《パートナーと信頼》の課題とは
    パートナーシップにおける大きなイシューは、信頼についてです。相手は信頼に値するか?どうすれば相手を信頼できるのか?もしくは、ただ、闇雲に信頼という言葉に溺れているだけで、本当は期待しているのか?どんな場合であっても、それは《相手と信頼》ではなく、《私たち自身と信頼》のイシューだということです。あなたがターゲットにしている相手を、私や自分という言葉に置き換えてみると、どんなことが観えてくるでしょうか。そこにはきっと、ギフトも眠っているはずですよ。 LOVE♡ハートエデュケーションセンター  
  • #038 ヒーラーが与えられるギフト 2020年11月20日#038  ヒーラーが与えられるギフト
    「ホールドする」とは、その状態をただ支えて観ているという意味です。セラピストの役割はそれです。ジャッジせず、操作せず、ただ、ありのままを支えて、起こることを観ている。もしも、セラピストが、目の前のクライアントに感情的になったり、ジャッジメントが湧いてきたら、きっとそれはセラピスト個人のものでしょう。だからこそ、セラピストは常に広く深い自分自身の器作りをしておく必要があります。 LOVE♡ハートエデュケーションセンター  
  • #037 喜びと問題の先延ばしのゆくえ 2020年11月20日#037 喜びと問題の先延ばしのゆくえ
    言い得て妙!アルケミストの著者、パウロ・コエーリョの言葉より。 LOVE♡ハートエデュケーションセンター
  • #036 身体が語る感情の真実 2020年11月18日#036 身体が語る感情の真実
    思考やエゴとも言われるマインドは、理論的なことが大好きです。ですから、マインドに主権を預けると、感情はついついおいてけぼりになってしまいます。というのも、子どもたちを見ればわかる通り、感情とは、マインドとは異なり、理にかなったものではないからです。子どもたちはお腹が空くと機嫌が悪くなって泣きますし、美味しいと感じると、足をばたつかせて喜びを表現します。純粋な感情であればあるほど、フェルトセンスとして体と密接につながっています。体からやってくる情報はとても重要で、フェルトセンスによって感情が表現される時、癒しが生じます。つまり、癒しとは、とても身体的なものなのです。 LOVE♡ハートエデュケーションセンター  
  • #035 過去に生じた傷のメッセージ 2020年11月18日#035 過去に生じた傷のメッセージ
    小児期トラウマサバイバーたちが関係性に苦しむのは、過去に生じた傷を癒さないまま放置していて、それが、潜在意識から過去の痛みを訴え続けるからです。誰かとの関わりを、全く違う人に当てはめて、同じように関わろうとすることを転移と言います(例えば、自分を見捨てた父との間に感じる孤独感を、ワーカホリックの夫を選ぶことで感じていて、それに苦しみながらも父との関わりを再現している、など。)。また、自分の中には絶対にあってはいけないと思っている質を、他者の中に発見して一喜一憂し、ジャッジして苦しむことを投影と言います(例えば「あの人ってこういう人よね、許せないわ!」と、本当に相手がそうかどうかはわからないのに強烈に嫌悪する。)。どちらも、過去に保護されず、痛みにさらされ続けた内なる子どもたちの叫び声です。 ハートエデュケーションセンター