昨夜、久々に、公式サイトの「サバイバー回復レポート」に、新しい記事をアップしました。
よかったら、ご覧になってみてくださいね。
◯サバイバー回復レポートVol.9 判断から認知へ
卒業、入学の春は、子どもたちを通して、嬉しさや寂しさを感じる時期でもありますね。
大人になっても、季節の香りみたいなものとともに、かつて体験した不安やドキドキ、喜びやワクワクを思い出す人もいるかもしれません。
春が不安定になりやすい時期と言われるのは、もしかしたら、子ども時代の体験に基づく感覚なのかもしれませんね。
子どもは、あらゆる感覚を体感覚として感じています。
「罪悪感」「劣等感」「緊張」「躍動感」などの、言語化された感情を感じているのではなく、体の感覚として、感情を感じているのです。
ムズムズする、ズドーンと感じる、ピリピリする、ひんやりする・・・。
やってくる感覚は、もちろん、その子によって異なります。
そんな言葉にしにくい感覚を、子どもたちは、大人に伝えることもままなりません。
大人が泣き止まない子どもを前にして、「この子、どうしたんだろう?」って思っている時、もしかしたら、その子は「なんだかズーンとするけど、これがなんだかわからない、不快なんだよぅ・・・」っていう気持ちがあるのかもしれません。
そんな子に対して、「泣いてたら迷惑だからやめなさい!」「どうしたの!そんなことで泣いて!」「さっさとこっちに来なさい!」と言っているとしたら、その子のニーズ、つまり、その子の命を安全にするために、心が安心できるために必要なことは、満たせないままです。
残念ながら、多くの大人が、子どもたちのニーズを満たすスキルを持っていません。
記憶にないかもしれませんが、私たちの多くが、幼い頃、言葉にできない不快な体感覚を大人に理解してもらえずに、押さえつけることで対処して来てしまいました。
「自分が何をしたいのかわからない」
「自分が正しいのかわからない」
「何を話したらいいのかわからない」
という大人たちは、幼い頃から、このようにして自分でいることを否定して来てしまっているのですね。
大事な理解があって、これは、自分が否定したというよりも、大人たちを通して、「否定することを覚えて来た」結果です。
大人は子どもの「感情モデル」、つまり、子どもに感情を言語化して、表現する方法を教える鏡なのですね。
大人が自分の感情を抑圧しながら、感情に対応できないでいると、子どもも自分の感情に対応できません。
大人自身が、喜怒哀楽をしっかり体で感じて、自分に正直でいることからしか、子どもたちは健全な感情表現を学ぶことができません。
「子どもに希望を与えたいなら、未来をよくしたいなら、まずは大人から始めよう!」
っていうのは、ハートエデュケーションセンターが大切にしていることです。
成熟した大人のあり方が、世界を良くしていくのだと、深く確信しています。
ハートエデュケーションセンター 川村法子(イーシャ)

2021年3月23日配信