HEセンタープレゼンツ
〈インナーチャイルドの視点から“美しさ”を語ろう!〉

“ハートの教育”を目指し提供する、「ハートエデュケーションセンター」のセラピストが、ひとつのテーマをもとに語り合います。 今回は〈美しさ〉についてお届けします。

 

川村=川村法子(HEセンター代表)
愛子=山本愛子(サロン「エクストリームユー」代表 アロマセラピスト、エンパシーアロマ講師、レイキティーチャー)

サロン「エクストリームユー」(https://extremeyou6.wixsite.com/website)
事務局A=オンラインハートカレッジ事務局Asami (インタビュー&文)

 

事務局A=インタビューシリーズの3回目は、自身もインナーチャイルドを学び、アロマセラピーとボディケアを神奈川県で提供しているセラピスト歴15年以上のベテラン、サロン「エクストリームユー」代表の山本愛子さんにゲストとしてお越しいただきました!

愛子さんは独自のメソッド「エンパシーアロママッサージ」を開発され、無意識領域や過去生などにアクセスしながら、身体•思考•魂を同時に癒すセラピストとして、日本だけでなくシンガポールでも活躍されています。長年、ボディケアをされてきた愛子さんが感じる〈インナーチャイルドと美しさの関係〉について伺っていきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。

 

愛子=よろしくお願いします。

 

川村=愛子さん、お越しいただきありがとうございます。

 

事務局A=二人は以前からの知り合いなのですよね? どういった経緯で知り合ったのでしょうか。

 

愛子=今から10年くらい前になりますが、何かのワークショップで一緒になって、すっかり意気投合してしまったんです。そこからしばらくして「レインボーソウル塾」という講座を共に提供していた時期があります。つい先日、日本に本帰国したばかりですが、私はここ数年シンガポールでサロンを開業していたんです。その間も連絡は取り合い、付き合いは続いていました。

 

川村=もうそんなに月日が経っているなんて驚きです! 「レインボーソウル塾」、とても良い経験になりました。
確か最初に出会ったワークショップで、スピリチュアルを逃避に使っていたり、現実から目をそらして素晴らしい何かになろうとするのは違和感を感じる、というような話で盛り上がって仲良くなっていった思い出があります。私は今も変わらずそこを大切にしていますが、愛子さんはどうですか?

 

愛子=私もそこはずっと同じで、ブレないですね。スピリチュアルをいかに現実に活かせるか。現実が幸せでなければ、スピリチュアルを生きれていないのではないか、とも思っています。

 

事務局A=ちなみに愛子さんは、どのようなきっかけでインナーチャイルドワークを学ばれたのでしょう? そして、どんな変化がありましたか?

 

愛子=私は法子ちゃん(川村法子)のインナーチャイルドワークのセラピストから個人セッションを受けていました。それも10年以上前の話になりますが、インナーチャイルドワークを知って、「これだ!」と直感して、2年学び続けました。今でもインナーチャイルドの考え方はベースになっているし、サロンワークにも活かしています。

私はシングルマザーとして、二人の娘を育てているのですが、子どもとの向き合い方にはとても変化がありましたね。私の中のチャイルドを癒していったら、子育てをしているというよりかは、同士という感じになっていきました。もちろん親としての責任は取りながらですが、張りつめた感じの子育てから、くつろぎながら安心して子どもと向き合えるようになっていった感覚です。私が子どもの頃は、親に意見するなんてことは恐怖を伴うものでしたから、自然体で言いたいことをいえる関係性になっていることにびっくりします。色々な出来事は起きますが、心の底から子どもたちを愛していると感じながら、日々を過ごしています。

 

事務局A=私も、親に何かを言うことは緊張を伴うものでした。〈存在を否定されない〉ケンカができるのは、とても良いことですね。私にはつい先日、6歳になった娘がいますが、叱る時も「doingに対してママは怒っているけど、あなたの存在beingは何があっても揺るがず輝いているよ」という気持ちで接しています。
それでは、ここからは本題の〈美しさとインナーチャイルド〉について伺っていきたいと思います。川村さんは、何かこのテーマについて感じることはありますか?

 

川村=とてもあります!
私は、大学に入ると同時に九州から東京に上京してきました。当時、通っていた大学のクラスメイトの中に、全身“昭和のアイドル”のような格好をする女の子がいたんです。自分が好きでその格好をしていて、揺るがない感じでした。私もファッションを楽しむことは好きでしたから、毎日オシャレを楽しんでいました。ですが、その子を見ていたら、いわゆるオシャレと言われているファッションよりも、本当に自分が「素敵」と思っている服を着て人前に立っているほうが、よっぽどオシャレなんじゃないか?と思えてきたんです。ですが、そんな彼女を「ダッセー」と笑う男子学生もいたりして、そこから、〈美しさって何だろう?〉という問いを持つようになりました。
その後、結婚して子どもを生み、インナーチャイルドのセッションを受けていく中で、当時お世話になっていたセラピストから「法子ちゃん、美しさは闇をも包括するものなんだよ」という言葉をいただきました。私自身も、自分の悲しみに触れ、受けいれることができるようになってきていた時期だったので、深く納得したんです。良い悪い、悲しみ、怒り、恐怖、生きてきて苦しかったこと。私自身が抑圧してきた、私のすべて。そこに触れて「今まで見ないようにしてきてごめんね」と向き合えるようになったら、悲しみを感じながら、こんなにも悲しかったんだと感情が愛しくなって、喜びが溢れ出してきたんです。〈美しさとはジャッジのないアート〉なんだな、と感じました。

 

事務局A=表面的な美しさではなく、その人から溢れ出てくる生命の美しさ、命の輝きという感覚でしょうか。でも確かに、自分で言うのもなんですが、以前の私よりも、今のほうが活気に満ちてイキイキしていると感じます。

 

川村=Aちゃんは、毎月講座で会うたびに輝きを増していましたよね!私も、昔の自分の写真を見ると、瞳に生気がなく感じます。個人的な感覚ですが、瞳にはそういう何かが現れると思っています。
あとは、便秘も改善したし、血流も良くなって、いろんな不調が改善しました。感情の滞りが減ったので肌の疲労感もなくなったような気がしています。もちろん年齢相応の衰えはありますが、貧しい年の重ね方はしなくなったと感じています。

 

事務局A=実は私はベーシックコースを学ぶ中で、自分がいかに外見に劣等感を持ちながら生きてきたのか、痛感したんです。ここは、すごく見たくない部分でした。
小さな頃、弟や親戚の姉妹がパッチリ二重で可愛い顔をしていましたから、近所のおばちゃん、親戚から「弟と顔を交換できたらいいのにねぇ」と言われたり、母親からは「二重に生んであげられなくてごめんね」と言われ、父親からも可愛い友人と比較され、「同じ人間か!?(笑)」とからかわれたりしていました。大人は〈子どもはそこまで深く傷つかない〉〈分からないだろう〉と思って発言していたのかもしれませんが、言葉にできないほどの衝撃を受けていたと思います。小さい頃ですから、その感覚が“劣等感”だとは分からず、「私は何かが間違っているんだ」とだけ感じ続けていたと思います。
ブスとか、不細工とか、そういう言葉には過剰に反応していましたし、自分で自分を「醜い存在」と決めつけていたと思います。だからその分、勉強を頑張ったり、親の役に立とうとしたり、我慢強い子、自己実現する子、諦めない子etc…と、常に何かを頑張り続けるしかないと強烈に感じていたのだと思います。
学生時代も、好きな人に告白するなんて相手に申し訳ないとか、付き合っても罪悪感でいっぱいになって会えなくなったり、相手に尽くさないと捨てられると焦ったり、恋愛を楽しむことは難しかったです。今思うと、なんてもったいないことを!と思いますが(笑)。当時は、「私なんて…」から抜け出せるなんて思いもしていませんでした。
そのうち、自分で烙印を押した「醜い存在」だと思っていることも、抑圧してなかったことにしていきました。抱えきれなくなったのでしょうね。痛みに触れたくなくて、全力でポジティブシンキングして逃避していました…。
ベーシックコースを受ける中で、自分が自分をそんな風に感じていたことを思い出していきました。

 

川村=ベーシックコースでは、「〜〜でないと愛されない」と信じ込んでいるチャイルドや、“愛されるための条件付け”も見ていきます。表面的にはそんなふうに思っていないと感じていても、たくさん条件付けをしていたことに気づいていき、誤解をしていたチャイルドに寄り添っていきます。

 

事務局A=自己卑下を繰り返してしまう、何をしても自分にオッケーが出せない、そこの根本部分にタッチできた感覚でした。
ですが、最初のうちは〈私は醜い〉と信じ込んでいるチャイルドに出会っても、どう寄り添ってあげればいいか分からなかったです。それでも意識の中で出会うことを続けていたら次第に、「なんで、お母さんとお父さんは私にあんなことを言ったんだ!許せない!!」という怒りが湧いてきました。「怒っていいんだよ」と言ってあげたら、すごく怒った後に、「悲しい。つらい。親に存在を否定されて、生きていたくない」と悲しみのどん底、絶望の感情が出してくれるように…。「悲しかったよね。悲しんでいいし、泣いてもいいんだよ」と後ろからハグをしてあげました。この状態がしばらく続いたら、恐怖の感情も出てきました。「みんなも私のことを醜いと思っているんでしょう?他の人と関わることがこわいよ」と…。
身体は大人なのに、その内側にこんなに傷ついている私の子どもの意識があって、それをなかったことにしていたんだなぁと思ったら涙が出てきました。そこから、毎朝鏡を見るたびに、「おはよう!今日も可愛いね!」と自分に語りかけています。最初のうちは受け入れがたい感じがありましたが、今では喜びで満たされる感覚があります。
誰かが誰かの存在をジャッジすることは、恐ろしいことですね。親は何気なく子どもの容姿のことを言っているかもしれませんが、言葉の暴力として身体に深く刻み込まれることがあります。私も色んな人に対してジャッジしてきたと思いますが、その行為の重みを実感できるようにもなりました。

 

川村=「ちゃかすひやかすコミュニケーション」というものがあって、両親もその親たちから容姿や言動を否定されたりからかわれてきていたとすると、「それは関わり方で、愛なんだ」と誤解が世代間の中で引き継がれている可能性があります。嫌なのに、愛だと勘違いしてしまっている状態です。
そこを、自分の代で終わらせることは、次の世代へのかけがえのない贈り物になりますね。

 

愛子=多くのクライアントさんのボディケアを行う中で、「内側の輝きが外側の輝き」であることは間違いないととても深く実感しています。
例えば、「外側に認められるために自分磨きを行う」ことを続けている場合は、疲労感や犠牲感を伴いますし、どんなに磨き続けても、終わりがない感覚を感じるかもしれません。ダイエットもそうですよね。継続できる時は、“誰か”のためではなくて“自分”の健康、美しさのために行えているのだと思います。
内側が変わってくると、自分が「好き!楽しい!」と思えるメイクやファッションに変化していきますし、自分自身の身体に対しても興味が湧き、愛おしさ、慈しみの感覚が生まれてきます。

 

川村=私は以前、オーガニックじゃなきゃだめ、素材はコットンじゃなきゃとか、食べ物にも着るものにも制限をかけていた時期がありますが、すごく窮屈でした。今は髪の毛にブリーチもかけてるし、着たいと思う洋服を着ています。オーガニックでもいいし、そうじゃなくてもOKというスペースを保てる位置に立ててから、すご〜くラクで楽しくなりました。

 

愛子=分かる!私も以前、かなり厳格にマクロビオティックを行っていた時期がありました。それ自体はとても素晴らしいものですが、私は思想にとらわれ過ぎてしまって、健康美を目指していたのに眉間にシワを寄せながら行っていました(笑)。
ファッションも、私は自分に馴染むようなシンプルなものが好きです。ナチュラルで、着ていて気持ちがよくなるような、ありのままでいられるもの。だけど、気分を上げたい時はカラーのあるものを着たり、小物にこだわったりして楽しんでいます。好きなものを身につけると安心しますよね。

 

事務局A=私は海の生き物や動物が好きなので、動物がプリントされている服や小物を見るとテンションが上がって楽しくなります。ですが、「もっとフェミニンで女性らしい服を着なさい」「女性なのに、ファッションを楽しんでいないなんて…」と余計なアドバイスをいただくことが多くあり、一時期はまったく好きではない服を着ていた時期がありました。その時はなんだかアンバランスな感覚を持ちましたし、私は「空っぽだ」とも感じました。自分の人生を自分で生きる感覚が徐々に分かってきてからは、自信を持って、“わたし”のファッションを楽しんでいます。そうしたら、そのようなことを敢えて言われることもなくなりました。

 

川村=自分なりのオシャレを楽しめることは、心のゆとりですよね。いっぱいいっぱいになっていると、大切にしたい美しさが分からなくなります。自分にフィットしたものを身につけることは、インナーチャイルドにとっても喜びになります。

 

愛子=「可愛くなったら」「痩せたら」「今よりもっとキレイになったら…」「豪華なものを身につけたら」というのは、主に、外側にエネルギーが向っている場合が多いです。向けるべき方向は、自分自身。演じる美しさではなく、自発的な「美」を楽しむことは、人生を楽しむことにもつながっていくと思います。最終的には、楽しむゆとりと共に、内側と外側のバランスだと思っています。

 

事務局A=私はずっと、容姿に対する“恥”を抱えたチャイルドを見て見ぬふりをしてきましたが、保護してニーズを満たしてあげれるようになってから、猫背もなおってきたし、うつむきがちな目線もなくなり、おおげさかもしれませんが、太陽の光を身体に取り込めるようになった感覚があるんです。だから、これから自分に対する「美」や「オシャレ」を目一杯楽しんでいこうと思います!
最後に、愛子さんは今後日本でどのような活動をされていく予定ですか?

 

愛子=今後は“教えること”に力を注いでいきたいと思っています。“エンパス”というのは、依存ではなく、“共感”です。相手に共感しながら癒していくことができる、エンパシーアロママッサージやエンパシーカウセリングの養成コースを通して、エンパシーアロマセラピストやヒーラーをもっともっと増やしていきたいと思っています。

 

川村=愛子さん、今日はありがとうございました。ぜひまた、お越しください。

 

事務局A=お二人とも、ありがとうございました!愛子さんのトリートメントは、最高に気持ちが良いので、本当におすすめです!次回のインタビューは“家系から引き継ぐもの”や“ミッションを生きることとは?”を予定しています。お楽しみに〜

 

2020.09.24