オリジナリティを生きる(2021/4/1)

父性と社会についてのメルマガに、すごくわかる!と個別にメッセージいただき、とても嬉しい私です。
前回、
1)父親が優しくて、寛容で、成功者であれば、子どもも人生の成功に近づける
2)母親の中の父性が、同じように成功者として存在していて、寛容で、優しく、それでいて、規律を守るように伝える厳しさがあれば、子どもたちは人生の成功へと近づく
と話しました。
「じゃあ<毒親>に育った私は、一生不幸のままかもしれない!?」とか「私の両親は頑張っていたけど、苦労していたから、私も不幸なまま!?」という不安も出てくるかもしれません。
これらの疑問にこそ、私たちが、ハートエデュケーションセンターが答えていきたいことなのです!
「親が不幸を背負い、苦労していたとしても、子どもは幸せであれる!」
「親を助けようと、頑張ってきた子どもも、自分のために幸せであれる!」
これが、私たちが、お伝えしていることです。
幸せ、喜び、豊かさ、成功というとき、それは、誰かと比べたものではなく、自分自身の感覚に従った価値です。
例えば、出産を機に、仕事を辞めて無収入になった女性が、子どもが幼稚園に入ったのを機に、午前中だけ働いて、久々にお金を稼ぐことができて、家の貯金や子どもの教育費に貢献できるようになったとき、やっぱり、それは1つの幸せ、喜び、豊かさ、成功であり、達成感のあるものです。
外資系企業の転職を繰り返している人が、自分が望んだポジションをゲットするのも、同じく、1つの幸せ、喜び、豊かさ、成功であり、達成感です。
長らく会社員をしている人が、やりたい仕事で独立することも、個人事業主が仕事の安定のために会社で働き、チームで仕事をすることの喜びを知ることも、そこに喜びがあるのなら、どっちがいい悪いの話ではなくて、やはり、それは、幸せであり、成功です。
これらは極端な例ですが、つまり、幸せとは、あらゆる事象として体験されるということなんですね。
複雑な社会の仕組みの中で、一瞬一瞬の選択を重ねながら、私たちの人生は、少しずつ、自分色を帯びてきます。
さっきまで同じ場所にいた人が、ある瞬間の選択で、自分と全く異なる場所に行ってしまったという経験があるかもしれません。
私たちは選択しながら、動き続けています。
人と同じ人生だなんて、絶対にありえないことです。
ですが、大人たちが、人と同じであることを子どもに求めつづけた結果、日本は今かなり行き詰ったところまできてるように思います。
おばさん的な感覚かもしれませんが、若い人たちに流行っている音楽を時々耳にすると、行き場を失っている若者がたくさんいるんだなと感じます。
絶望、行き場のなさ、希望のなさ、やり切れなさと、その痛みを麻痺させるための中毒や自傷が、エンターテインメントとして、当たり前のように子どもたちに飲み込まれ続けています。
それは、社会がみんな一律であることを求め続けた結果、押しつぶされてしまった、子どもたちの個の叫びなんだろうと思うのです。
きっと、団塊の世代も、バブル世代も、ロスジェネ世代も、ゆとり世代も、同じように心の奥深くでは、それに共感しているかもしれません。
ハートエデュケーションセンターは、子どもの無垢さをありのままに認めることから、自分のオリジナルな幸せ、豊かさ、喜び、成功を体験し、みなさんそれぞれの<本当の人生>がスタートすることを、これからも、ますますお伝えしていきたいと思っています。
ハートエデュケーションセンター 川村法子(イーシャ)

2021年4月1日配信

ライター
  • 川村法子 2018年2月8日川村法子
    ハートエデュケーションセンター、Pranava Life代表。これまでに不登校、ひきこもり、心身症、アレルギーなどの身体の症状、依存症、DVや小児期の虐待(身体的、精神的、ネグレクト、性的)によるPTSD、関係性の問題、お金や仕事の問題などを、解決へと導いてきた…