Asami’sプロセスブログ17「父の思い出の誤解」
2020.8.4
夏になりましたね! 夏、大好きです。
きっと、チャイルドの楽しい思い出が多いのだと思います。
夏休み、海、花火、川、アイス、プール…etc
前回のブログでは、父はほぼ子育てに無関心だったというようなことを書きましたが、
あれからたくさんの父との思い出を、思い出すことができました。たくさんありました…。
思い起こすと小学3年生くらいまでは、 夏になると父が色々なところに連れて行ってくれていました。
父は自分も一緒になって子どもと遊んでくれるタイプだったので、 田舎に帰省すると、川沿いを歩く冒険ごっこなどをしたものです。 親戚の子、近所の子も一緒になって、水筒とおにぎりを持って冒険に出発!
父は人気者でした。
やっぱり子どもはお父さんのことが大好きで、 その思い出も、人格を形成していくよなぁと思います。
父は「中国を旅してみたい」とよく言っていました。
子ども心に、「私たちを養っているから、お父さんの夢は叶えられないのだな」という、 今ではそれは罪悪感だと分かりますが、当時はなんともいえない感覚を感じていた記憶があります。 それから父の仕事はとても忙しくなったような気がしていて、もしかしたら、そのことも「子どもを養うために、父は犠牲になっている」というふうに感じていたかもしれません。
その思いは旦那にも向けらているかもしれなくて、その罪悪感が色々と問題の引き金になっているのかもと、ふと書いていて思いました。
さらに、旦那は中国好き。中国をよく旅していました…。なんと!
結果として私は、父の思いを自分が世界中を旅することで叶えようとしたのかもしれないし、川沿いの冒険の記憶を再現しようとしていたのかもしれません。もしくは母がよく、「私は何の取り柄もない。人生の楽しみがない」とよく言っていたことを「そんなことない!」と払拭しようとして行っていたのかもしれません。
親の願いを叶えようとする、「世話する子」の姿なのでしょうか…。
けれど、どんなことが起きていたにせよ、旅したことはとんでもなく私の魂の栄養になったことは事実です。
この親子のつながり、一体なんなんでしょうね。
小さな頃の私に伝えてあげます。
「おとうさんの夢が叶えられなかったのは、あなたのせいじゃないよ。ずっとずっと、誤解してきたんだね」
「おとうさんが忙しく働いているのも、あなたが生まれたせいじゃないんだよ。何か困ったことがあったら頼りたいと思っても大丈夫だよ」
「私が、いつもあなたの側にいるからね」
さぁ、今年はどんな夏になるでしょうか?!
写真は、サバンナのライオン(メス)。
狩りはメスの集団が行います。
ライター