Interview〈インナーチャイルドの視点から“家系から引き継ぐもの”を語ろう!〉

HEセンタープレゼンツ
〈インナーチャイルドの視点から“家系から引き継ぐもの”を語ろう!〉

“ハートの教育”を目指し提供する、「ハートエデュケーションセンター」のセラピストが、ひとつのテーマをもとに語り合います。

今回は〈家系から引き継ぐもの〉についてお届けします。

 

 

川村=川村法子(HEセンター代表)
けい=オーガニック関連営業企画、HEセンター認定セラピスト
事務局A=オンラインハートカレッジ事務局Asami (インタビュー&文)

 

事務局A=今回の対談は2020年11月にセラピストコース(現マスターコース)を卒業するHEセンター認定セラピスト、けいさんにお越しいただきました~。よろしくお願いいたします。

 

けい=よろしくお願いします。ところで、なんでこのテーマの時にわたしがゲストなんでしょう??

 

川村=けいさんは、これまで多くの「エナジェティック・リレイションシップ」に参加してくださり、活躍され、たくさんのことを受け取ってくれました。

 

事務局A=ぜひこの《家系から引き継ぐもの》というテーマはけいさんに伺いたいと思い、対談のお願いをさせていただいたんです。

 

けい=なるほど。確かに、「エナジェティック・リレイションシップ」では受けとるものが多かったです。わたしが答えられることであれば、よろしくお願いします。

 

事務局A=さっそくですが、けいさんがインナーチャイルドワークに参加するまでのいきさつを教えてください。

 

けい=とにかく仕事が大変だったんです。好きな仕事をしているはずなのに、なぜかいつもしんどくて。会社にどんなに貢献しても報われない感覚もあって、疲れてしまっていて。自分を癒したいと思って、まずはヨガを初めました。そこでヨガセラピストでもあり、HEセンター認定セラピストのTOMOMIさんに出会ったんです。「なんて癒される人なんだ!」と思って驚きました。

 

事務局A=TOMOMIちゃんとの出会いがきっかけだったんですね。

 

けい=そうなんです。2年くらいヨガに通っていたら、TOMOMIさんがそのヨガスタジオを辞めることになったと聞いて、すっごく悲しい気持ちになって。
インナーチャイルドワークを行っていると知って、そこから1年くらいかな?TOMOMIさんの個人セッションを受けていました。初めはすごく抵抗してましたけどね(笑)。

 

川村=その後、2018年に開催された横浜のベーシックコースに参加してくださったんですよね。そして、セラピストコース(現マスターコース)やチャクラ心理学にも参加してくれて…。まるでスポンジのようにたくさんのことを柔軟に吸収して、どんどん輝いていかれる姿が印象的でした。

 

事務局A=たくさんあると思うのですが、以前と現在で「ものすごく変化した!」と感じることがあったら教えてください。

 

けい=やっぱり仕事ですね。環境は変わってないんですが、わたしの捉え方が変化したことで、今では楽しく仕事ができています。
以前は猛烈な“世話する子”でしたから、とにかくわたしがやらなきゃ!頑張らなきゃ!と自分にムチ打って、がむしゃらに働いていました。
今は“世話する子”をやめれたんです。そんなふうに人と関わらなくてもいいんだと分かったことが、とても大きな変化でした。誰かの世話をすることで愛がもらえる、人とつながれる、コミュニケーションをとることができるとずっーと勘違いしてきたインナーチャイルドを保護することができたことは、かけがえのない出来事でした。

 

事務局A=わたしはまだまだ、家庭や人との関わりの中で“世話する子”をやっていそうです。母親の役に立つことで存在意義を感じてきたので、気づけばしなくてもよいお世話までしています…。
インナーチャイルドには「その方法しか知らなかったね」「そうすることでお母さんとつながれると思っていたんだね」「お母さんのことが大好きだったんだね」「それ以外のやり方をゆっくりみつけていこうね」と声がけしているところです。

 

けい=無意識でずーっとやり続けていたことだから、時間はかかりますよね。インナーチャイルドワークだけでなく、やはりわたしは「エナジェティック・リレイションシップ」も大きな助けになりました。初めは驚きましたけどね。

 

事務局A=わたしも驚きましたよ。「こんなセラピーがあるんだ!」って驚愕でした。
「エナジェティック・リレイションシップ」は家系図を使って、自分が問題や悩みだと思っていることに対して、自分や祖父母、親戚などの代理人を出して「座」を展開していくワークです。無意識に抱えているものが、実は先祖代々から引き継がれてきている可能性があるということを丁寧にみていきます。
感情だけでなく、身体感覚にも響くものがあり、大きな解放を感じる方が少なくないです。

 

川村=わたしも初めて受けた時はびっくりしました。インナーチャイルドワークと同じく「これだ!」という感覚がありましたね。それで、2017年から約2年間、トレーニングに参加したんです。今では個人セッション、ベーシックコースにも組み込んでみなさんにも提供しています。
インナーチャイルドワークの知識があったから、神秘的なワークだと捉えるのではなく、トラウマの根源になるようなものに触れられるという確信のようなものを感じていました。

 

けい=わたしはグループコースの数回目で、自分の座を開いてもらいました。今でも鮮明に覚えています。
「エナジェティック・リレイションシップ」を行ったおかげで、自分の素直な気持ちにも気づきました。こじれてしまっているように見えた家族だけれども、そこにはきちんと愛があったんだなぁーと知ったんです。わたしは両親はもちろん、たくさん可愛がってくれたおばあちゃんのことも「大好きだったんだー!」って思い出しました。
表面上は「嫌い」とか「イヤだ」と感じているように思えても、本当は大好きで大好きでしょうがない感覚というか…。この感情を取り戻せたこと、認められたことは喜びです。
そうそう、講座を受けてからもうひとつ大きな変化がありました。わたしはずーっと「人間になりたい」と思い続けていたんです。もちろんすでに人間なんですが(笑)、いつも自分が今どこにいるのか分からない感覚があって。身体から抜けてしまっている感覚、解離した状態というか…。それがまったくなくなりましたね。自分の身体は今ここにあって、その中にいるとはっきり知覚できています。

 

イーシャ=その感覚、わたしも昔ありました。自分なんだけど、自分じゃないような状態。それがなくなって、良かったです!

 

事務局A=わたしもありました。離人感!たしかに、自分を知覚できるようになってから、物事をはっきりと感じることができるようになりました。
「エナジェティック・リレイションシップ」でわたしが感じたことは、代々ずっーと同じコミュニケーションの在り方が引き継がれているということ。例えば、わたしと母の間だけでなく、母と祖母、祖母と曾祖母…というように、つらくてしんどい関わりが「愛の誤解」として脈々と引き継がれていることが分かった時は、本当に驚きました。そしてそれを終わらせようとすると、痛みを感じることにも…

 

川村=子どもは、両親やおじいちゃんおばあちゃんが大好きですから、その在り方を模倣します。大好きで愛しているからこそ、その在り方、やり方を模倣する。目にみえないエネルギーも、もちろん模倣します。
わたしは「エナジェティック・リレイションシップ」で、《そこには愛しかない》ということをいつも感じて、胸が熱くなります。だから誤解しているし、もうその方法をやめたいと思っても、その在り方から変容する時には痛みも伴います。
ただし、変容したからといって家系のつながりが途切れることはありません。「エナジェティック・リレイションシップ」を体験されたことがある方なら分かると思いますが、愛の誤解に気づいて、誤解を認めることができたその瞬間、自分だけでなく、家系すべてが癒されていくのを感じるはずです。正しい座標に位置が整っていく感覚というか…。

 

事務局A=そうですね。脈々と引き継がれてきたものが、あたたかな愛に変わり、広がっていく感覚があります。
ほかにも、代理人をしているだけなのに涙が出たり震えたり、すごく身体感覚を伴うことも不思議だなぁと感じます。

 

けい=本当にさまざまな感情や身体感覚を感じますよね。「わたしにはこんな感情があったんだ…」と深い部分で気づかされます。素直な感情、感覚にどれだけ蓋をしてきたんだろうって。

 

川村=「エナジェティック・リレイションシップ」で感じる愛の感覚は、“原初の愛”なんだと思います。わたしもたくさんの愛の誤解を整え、“愛は上の代から引き継がれる”ことを経験してきました。今、自分が存在している尊さも実感できるワークだと思います。

 

事務局A=けいさんは、これからどのような活動をされていく予定ですか?

 

けい=学んだことを、どう表現していこうかなと思案しているところです。どんなことが起きるか楽しみです。

 

川村=わたしも楽しみにしています。今日はありがとうございました。

 

事務局A=けいさん、本当にありがとうございました。
次回は《ミッションを生きる》をテーマにした対談を予定しています。お楽しみに!

 

エナジェティック・リレイションシップの講座詳細はコチラから。

2020.11.9