Asami’sプロセスブログ14「植物とインナーチャイルド」
2020.7.2
娘(5歳•自閉症&知的障がいあり)は、山の上の自然豊かな保育園に通っています。
自宅から電車で2駅、さらにそこからママチャリで25分かけて山を登って、送迎に行っています。
現在の保育園に通う前は、自宅の近くの保育園に通っていました。
当時はまだ診断は出ていませんでしたが、発達がのんびりでしたから、園に診断書を提出して欲しいと言われました。
今も通っていますが療育センターにもお世話になっていたので、担当医に相談すると「できるならまだ診断は出したくない」とのこと。 その時は4歳以前でしたが、その先生の方針だと、早く診断を出すと診断名に周りの大人が引っ張られ、 実際にそうなっていくことを懸念してくれていたようです。
悩みました。
そんな時ちょうど、今通っている園が設立されることを教えてくれる人がいました。
山を超えなきゃいけないし、「私にできるかな?」と悩みましたが、 面談に行った際に、聞かれてもいないのに私が娘の状態のことを話始めると、園の先生が一言。
「娘さんの大好きなところを教えてください。それで十分です」と。
泣きました。
いま思い出しても泣けてきます。
その言葉には、本当にいろいろと込められていたと感じます。
世界に受け入れられた一言でした。
それから今年で3年目。保育園も最後の1年です。
「大変かな?」と思っていた自転車も(バスの本数がまったくないのです…)、
春は芽吹く緑と花の育ち、
夏は高い空と雲と草の濃い匂い、
秋の美しい色の移り変わり、
冬は深い静寂を肌で感じさせてくれて、こんなに幸せな時間があるのかな?と感じられています。
どんなに忙しくても、気分が落ちていても、変わらずそこにある自然の風景。
大自然が過ぎるので、雨や台風の影響なども十分すぎるほど受けるのですが…、
この自然からも「世界とつながっている」ことを教えてもらっています。
私はアロマとハーブが大好きです。
インナーチャイルドワークを学ぶ前から、アロマにもハーブにはだいぶお世話になっていました。
フランキンセスの香りには特にお世話になったので、頭が上がらないと思っているほどです。
植物の形や色は本当にさまざまで、それぞれに個性があって存在していて、 それだけでも、受け取るものがあります。
私のインナーチャイルドたちは、随分植物たちに救われてきたんだなぁと、
先日、庭に咲くアップルミントの香りが教えてくれました。
山に沈む夕日を見ること、風や四季の移ろいを感じること。
私の中のチャイルドも、リアルチャイルドも、送迎の度に堪能して喜んでくれているようです。
写真は、アフリカでお世話になっていた村の風景。
この男の子、いつもたのしそうでした!
Asami
ライター