セラピーを受けた理由 その①
2021.1.24
前回のブログに引き続き、また少し自己紹介を。
なぜわたしが「インナーチャイルドワーク」と、家系から引き継いだものをみていく「エナジェティック・リレイションシップ」を受けるようになったか、以前も書いたことはある気がしますが、そのきっかけや理由を再度詳しくお話しさせてください。
ACEスコアが「6」という数値のわたしです。何が大変だったかというと、旦那を含め、他者とのコミュニケーションでした。
まず、若い頃からひとりで居ることが苦手でした。手帳はスケジュールで埋めたくなるし、1日に何個も用事を詰め込んでは忙しくし、クタクタになっていました。ひとりでいることは、無意識ですが「友達がいないんじゃないか」「わたしは孤独な人間なんじゃないか…」という、不安や恐怖につながっていたのだと思います。ほかにも思い出したくないことを思い出さないようにするために、忙しくしていた要素もあると思います。
他者との間にふとした時に流れる沈黙も苦手でした。「間を埋めなきゃ」と色々話し過ぎて疲れては、後で「話し過ぎてしまった」と後悔やら恥ずかしさで打ちひしがれたり。「もっと気のきいた受け答えができたのでは?」と、誰とでもそつなく付き合える友人と自分を比較して羨ましく感じたり。実際に体感覚で、恥ずかしさで頭がショートするような、ハートが締め付けられるような感覚があり、顔もよく真っ赤になっていました。
友人とは仲良くなると「わたしのすべてを分かって欲しい」という気持ちが強くなり、自分と友人との境界線は曖昧に。ただし思考が極端なので、何かあると「もう友人じゃない!?」と縁を切ろうとしたり…。でも切ったりすることはできなくて、明らかに嫌な言動をとられても、相手から連絡がくると「受け入れてもらえた」と嬉しくなりまた同じ関係を繰り返していました。また、わたし自身も、相手がどれだけわたしの嫌な言動を受け入れてくれるか、無意識で試していたと思います。
相手も自分も気持ちの良い「友情」関係がよく分からず、「友達だからわたしのすべてを受け入れてくれるよね?」「わたしもあの人のすべてを受け入れなきゃ!」と、これが当たり前の友情の定義だと感じていました。どうやら違うらしいと知ったときは、驚きましたw
男性と話すことはさらに苦手でした。いつも自分を低くみつもる無意識自動スイッチがオンになり、「わたしと話してくれているんだから楽しませないと!」という焦りや緊張が出て来すぎて、疲労してしまうのです。ですが、自虐ネタなら大得意なのでそれに乗ってくれると盛り上がります(後で傷つく)。けれど自虐は、自分を大切にしている人には通用しないことがあります。一時期、自虐ネタ以外に何を話せばいいんだろう?という状態になったこともありました…。
パートナーシップも大変でした。
イエスマンになりすぎて、対等な感覚で話し合いができないのです。「それは嫌だ」と伝えることはかなり勇気がいることで、だからわたしの雰囲気から「察して欲しい」が強くなり、相手は大変だったと思います…。
さらに、弱い自分やダメな自分は出しちゃダメだと強く思っていたので、社会に適合している自分、自己実現している自分をつくろうとすることに必死しでした。
この感じは20代の時が特に強かったなぁと思います。
20代後半には、自律神経失調症、パニック障害、子宮内膜症、ジストニアにかかりました。ヤル気がでなくて動けない日も多かったので、うつ状態にもなっていたと思います。
それでも「頑張りが足りないんだ」と、鞭を打っていましたが、30代になり結婚や出産で自分も周囲も様変わり。子育てとパートナーシップは、自分が頑張ってもどうにかなるものではなく…やっと、「何かがおかしい」とセラピーの道へ。
なによりも、〈自分として生きている実感、自分を大切に愛する感覚がさっぱり分からない〉状態だったことが、セラピーを受けようと思った一番の理由かもしれないです。
正直、受けようと思わざるおえなかった心や身体の状態がありすぎで、明確な理由は分からないですが…。
何か真っ直ぐに通り抜けることができないような、こんがらがった状態にありました。
ではなんで「インナーチャイルドワーク」と「エナジェティック・リレイションシップ」だったのかは次回へ続く……
事務局 あさみ
ライター