罪悪感がよく見える(2020/10/28)

ハートエデュケーションセンターの川村法子です。

昨日、香港の友人から、サプライズでかわいいカードが届きました。

2匹の鳥が寄り添っているカードの絵は、双子座のイメージで彼女の友人が描いたものらしく、私が双子座だと知っている彼女が送ってくれたのでした。

香港でのファミリーコンステレーション(家族の座)トレーニングが終了して、2年以上が経ちましたが、あれから、私の意識がより自分自身に向き始め、一から自分の活動を構築することに全力を注いで来ました。

そして、チーム活動を通して、静かに静かに、視野が広がって来たなあと感じています。

みなさんの気づきを受け取って、個人的な感覚で感動するのはもちろん、人類全体がもつ集合意識との繋がりもより一層感じるようになりました。

ここ最近、毎日BSニュースで報道される、アゼルバイジャンとアルメニアの戦争は、アダルトチャイルド同士の激しいぶつかり合いのようです。

デモが起こっているベラルーシは、まさに、サバイバーたちが、声をあげて主張をし始める時のようなパワーを感じます。

そして、日本では、学術会議の問題で、問題を煙に巻く学者たちが、現実を認知しようとしない未成熟な大人のよう。

なるほど、こんな学者たちが牛耳っている日本の学校教育だから、腐って当然なんだと、静かに納得もします。

世界はこうして繋がっているし、私たち、一人一人の心の内側は、世界に全て反映されているんですね。

平和な世界を望むなら、私たち一人一人が、自分たちの心を平和にするしか、その方法はありません。 私たちの内側に存在する、攻撃的なアダルトチャイルドとどのように和解できるのか。

主張し始めた必死のサバイバーたちをどのようにサポートし、導くことができるのか。 痛みを認知しようとせず、ぬるま湯に浸かりっぱなしの未成熟な大人を、どうやったら、その守りから解放でき、彼らが痛みを認知できるのか。

世界は、私たちの内側の全てを見せてくれているんですね。 そんな世界情勢の中、ぬるま湯的平和な日本で、日々日々、呼吸しながら自分を観察していると、深い場所にある罪悪感が、あらゆるところに、あらゆる形で存在していることが見えてきます。

それは、あからさまな罪悪感として見えるわけではありません。

ある時、それは、笑いたくもない場所での笑顔になり、ある時は、何もしたくなくてソファーにぼーっと座り続ける逃避にもなります。

そして、ある所では、誰かのご機嫌とりになり、ある所では、ワーカホリックになり、また別の場所では、自分の体を快適にできずに肩こりを発生させます。

そして、時として、誰かに本音を言うと、むしろ、痛みとしての罪悪感がやって来ます。

自分の本音なのに罪悪感を感じるとは、なんということでしょう!

罪悪感を、インナーチャイルドワークの用語では「シェイム」とも言います。

「シェイム」は、集合意識のもの、つまり、人類全体が保有する意識で、そこには、罪悪感だけではなく、文字通り恥や、抑圧された怒りや、孤独などなどが、もはやラベリングできない情動エネルギーとして絡まり合っています。

シェイムは、こんなにも根深く、こんなにも静かに、当たり前のように、私を不自由にしてるのだなと、日々の生活の中で実感中。

そして、そんなハッとする気づきに連動して、私の日々は、静かに動き続け、部屋の模様替えに伴って、快適さはましています。

必然的に、快適度が増した子どもたちは、生き生きとして、自分のために欲しいものを用意し、私にリクエストすることも増えました。

快適さって自立とイコールなんですね。 シェイムを発見することは、快適さを選択することです。 子どもたちの自立は、シェイムの中の孤独からなされるのではなく、安心できる快適な環境から自然発生します。

罪悪感がよく見えることが、私と私の愛する家族の世界を、広げてくれています。

香港の友人が送ってくれたカードは、私に、時と選択というメッセージを伝えてくれてるように感じます。

2年前、香港の帰国直後から始まった現地でのデモ。 あっという間に世界は動き、2年前とは全く違う状況がここにあります。

私は、もう簡単に香港のミルクティを飲みにいくことができない寂しさと共に、あの時の香港を感じられたことに深く感謝しています。

一瞬の選択が、人生を分けます。 ですが、その選択は、マインドではできません。

理由のない本能とハートの真実のみが、その一瞬の時に、まっすぐに選択することを可能にします。

本能とハートの真実を磨き続けるため、今この場所からできること。

そんなセラピーを、これからも、伝えていきたいと思っていますよ。

 

 

ハートエデュケーションセンター 川村法子

2020年10月28日配信

ライター
  • 川村法子 2018年2月8日川村法子
    ハートエデュケーションセンター、Pranava Life代表。これまでに不登校、ひきこもり、心身症、アレルギーなどの身体の症状、依存症、DVや小児期の虐待(身体的、精神的、ネグレクト、性的)によるPTSD、関係性の問題、お金や仕事の問題などを、解決へと導いてきた…