＃033 境界線の認識

境界線の認識は、サバイバーにとって最も大切なことです。小児期トラウマサバイバーの多くは、幼い頃に度々大人に自分の境界線を傷つけられ、ケアされないまま成長するので、自分の境界線を認識することができません。ですから、彼らは、無意識に相手の境界線も侵してしまいます。相手が健全な境界線の持ち主であれば、健全な形で「NO」を伝えるでしょうが、それによって、必要以上に傷ついてしまうのもサバイバーの特徴です。また、相手が同じくサバイバーであれば、自分の境界線への侵入を許していますので、互いの境界線を侵しながら、依存関係に陥る場合もあります。大事なことは、何よりもまず、自分が自分の境界線を尊重することです。境界線については、2枚目の「6種類の境界線」で確認してみてくださいね。